PDパブリックドメイン高めのウエストから細かいギャザーで広がる床丈のスカートと裾近くの帯、四角く広く開いた襟ぐり、肩から手首まで帯で何段にも区切り、切り込みを入れて膨らませた袖。
このドレスで作るザクセンなど神聖ローマ帝国の宮廷の女性は、ルーカス・クラーナハの肖像画に描かれたように、四角く広く開けた襟ぐりの中に、金糸で刺繍した胸当てをのぞかせた。袖は何段もの帯で締めて、その間から下の布を膨らませる。肩には幅の広い金の鎖を何重にも掛け、頭には羽根飾りの付いた大きな平たい帽子や、真珠を編んだ網の髪飾りをかぶった。スカートは胴からたっぷりとひだを寄せて、床まで落とす。